仙台市泉区南中山
楽しく学んでしっかり身につく
フルート・リトミック・ピアノの教室
早坂道子です。
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今回の台風はすごかったですね。
初めて、避難するかどうか、真剣に悩みました。
被害に遭った方々へ、お見舞い申し上げます。
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お子さんの習い事、考えていますか?
「習い事って、何かやらせた方がいいのかな?」
「子どもの習い事って、何をやらせたらいいんだろう?」
「習い事って、何歳からできるんだろう?」
小さなお子さんを持つお母さん、お父さん、
こんな風に考えたことないですか?
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私は、息子が2歳になった頃から考えてました。
「何かやらせた方が、この子は伸びるのかな」
だんだんと家にいるだけではエネルギーが発散できなくなり、
息子の好きなものや興味のあるものも見えてきて、
何かやらせるべきかどうか悩みました。
周りのママ友も、ぼちぼち習い事にについて考えてきているようで、
中には「週5で習い事をしている」という強者も。
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でも、ちょっと待って。
習い事って、そもそもやらせなきゃいけないわけじゃない。
私は普段『習い事を教える立場』なので、
そこらへんはちょっと冷静な、客観的な視点を持っています。
そこで今回は、『習い事の先生』として、
お子さんの習い事についてちょっとアドバイスしてみたいと思います。
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結論から言うと、
お子さんの習い事に関しては、3つのパターンがあります。
①将来、プロフェッショナルを目指している
②耳を使うもの
③①、②に該当しないもの
です。
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①将来、プロフェッショナルを目指している
この場合は、早い方がいいと思います。
スポーツでアスリートを目指しているとか、
将来一流のピアニストにしたいとか。
いわゆる英才教育ですよね。
3歳までが一つの区切りと言われているので、
できるだけ早く、一流の先生につけてあげることで、
その可能性は高まるのかもしれません。
②耳を使うもの
これも、なるべく早い方がいいです。
語学や音楽が該当します。
聴覚はお腹の中にいる時にすでに完成していて、
なおかつ、
これも3歳までが一つの区切りになります。
特に2~3歳の耳の発達はすさまじく、
聞こえたものを聞こえたまま脳に蓄積できるのはこの時期がピークと言われています。
特に言語に関しては、ネイティブ並みの発音をさせたいのであれば、
なるべく早い時期にその言語をシャワーのように浴びれる環境に身を置くのが良いようです。
遅くても5歳までには始めると良い、と言われています。
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音楽に関しては、焦ってピアノなどの楽器を習わせる必要はありません。
また別の機会に書きますが、2~3歳では集中力やコミュニケーション能力、筋力などがまだ未発達なため、
無理にピアノの前に座らせておくことが、
かえってお子さんのストレスになることもあります。
それよりも、お母さんやお父さんと一緒に楽しく取り組める、
リトミックが私としてはおすすめです。
③①、②に該当しないもの
プロを目指す、耳を使う以外の習い事であれば、
お子さんが「やりたい」と言った時が始め時です。
今は多種多様な習い事がありますので、
いろんなものを体験してみてから決めても遅くないと思います。
無理やり習わせるよりも、
お子さんが自分の意志で選び、決めて取り組む方が、伸びも早いです。
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いわゆる乳幼児の時期は、まだ真っ新な状態から何でも書き込んでいける貴重な時期ですが、
この時期最も重要なのは
お母さん、お父さん(特にお母さん)との愛情形成です。
この基盤がなければ、
どんなに素晴らしい先生に習っても、
お子さんの力は伸び悩みます。
これは、勉強なども同じこと。
乳幼児の時期は、
お母さんが好きなもの、やっていて楽しいものにお子さんを巻き込む、
というスタンスでいて大丈夫です。
お母さんがやりたくなければ、無理にやらせなくても大丈夫。
お家でやれることもたっくさんあります。
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習い事を考える時は、
「何のためにそれを習わせるのか」
ということを先に考えてからの方が良いです。
そうしないと、
インターネットの情報や、
周りのママ友からの情報に振り回され、
あれもこれも、
なんか良さそうだからとりあえずやらせてみる、
ということになります。
そうすると、お子さんの負担も増え、
お母さんの時間的な制約も増え、
家計も圧迫します。
ご自分の中に「軸」をもっておくことをおすすめします。