それって、「叱る」? それとも、「怒る」?
今日は自戒の念を込めて。。。(涙)
仙台市泉区南中山
リトミックとピアノの教室
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最近、息子を叱ることが多い。
反抗期に入って、言うことを聞かない。
こちらの思う通りに動いてくれない。
予定の時間ギリギリなのに!
なんでダメって言ってることやるの!!
そこ触ったら汚いって言ってるでしょ!!!
…お気づきだろうか?
これは、すべて私の都合、私のルール。
そしてもう1つ。
これは「叱る」ではなく、「怒る」。
つまり、自分のイライラを吐き出すために行っている行為。
「叱る」ことは、教育上必要なこともある。
危険な時、人に危害を加えたり、迷惑をかける恐れがある時など。
「叱る」ことの特徴は、叱りながらも、冷静さをもっていられること、だと私は思っている。
でも、怒っている時は、冷静さなんてぶっ飛んでる。
すごく感情的。
子どもを産んで、子育てが始まって、私はよく怒るようになった。
それでも、なるべく怒らないように、叱らないように、努力してきたつもり。
だけど、反抗期に入った近頃、私のペースが乱されたり、私のルールが守られなかったりすると、
とってもとってもイライラする。
そして、声を荒げて怒ってしまう。
初めて息子に怒鳴った時、
自分で自分にびっくりした。
どこからこんな大きな声が出るんだろう。
そして、すぐに後悔した。
息子はびっくりした顔をして、シュンとしていた。
こんなに小さくても、怒られているってわかるんだ。。。
こんな小さな子相手に、怒鳴りつけてしまった。
ごめんね、ごめんね、と何度もあやまった。
それなのに、それ以来、怒鳴ることが増えた。
息子の行動がひどくなったわけではない。
一度怒鳴りつけてしまったことで、自分の中の、
「子どもには怒らないように」
という足かせが外れて、ハードルが下がったのだ。
そして、つい先日。
夕方から夜までのワンオペタイム。
お風呂にも1人で入れなきゃいけないし、ごはんも作って食べさせなきゃいけない。
自分のごはんも食べなきゃいけないし、薬も飲ませて、歯磨きもして、
早く寝せなきゃ。
という状況の中で、
お風呂に入れている時にそれは始まった。
お風呂に入って、上がって、私が体を拭いている間に、息子はべたべたとあちこち触る。
私は潔癖なので、それがすごく嫌。
お風呂に入って、せっかくきれいになったのに。
お風呂場なんて、あちこち汚れているのに。
(掃除してても、お風呂場ってすぐカビ生えたり、ぬめったりするから)
それで、イライラ。
次はごはん。
キッチンで準備をしていると、息子が寄ってくる。
危ないので気が気じゃない。
ちなみに、リビングとキッチンの間にゲートがあるけど、もはや自分で開けて入ってくるので、どうしようもない。
触るなと言っても触るし、あれやりたい、これやりたいとごねられ、ますますイライラ。
さあ食べましょ、となっても、食べない。
テレビをつけろと要求される。
なんだかもう無性にイライラして、
もう自分でも抑えられなくて、
怒鳴り散らしてしまった。
最初は「ママ、あぷー」と言って、ヘラヘラしていた息子も、
ついに追い詰められて、
「わーーーーーん!!」
と泣き出した。
そこでようやくハッとした。
1歳児相手に、何やってんだ、私。
すぐに息子を抱きしめてあやまったけど、
後悔の嵐。
そして、私はこの時、恐ろしいことに気が付いてしまった。
「私、この子の怯えた顔を見て、少なからず快感を覚えている。」
自覚した瞬間、ゾッとした。
自分はこの子を虐待してしまうのではないだろうか。
私の中には悪魔が棲んでいる。
自分が恐い。
そう思った。
藁にもすがる思いでネットで検索してみると、
そういうママが他にもいることがわかって、ちょっとホッとした。
いやいや、ホッとしている場合ではないのだが。
ものすごく冷静に考えてみると、
多分、聖人君子で限り、
誰の心にも、多かれ少なかれ、
「弱いものいじめ心」
というのがあると思う。
例えば、クラスでちょっといじられている子がいて、
いじっている子に便乗して一緒にからかってしまう。
とかね、多分、多少はあるんじゃないかと思う。
心理学的な分析はさておいて、
そういう時って、ちょっと気持ち良かったりするんだよね。
人間の心にはやっぱり「善」と「悪」が両方あるのが普通で、
自分の心にも「悪」がいるんだってことを自覚してないと、
大変なことになってしまう。
そんな気がする。
初めて息子を怒った時、
「私のやってることって、弱い者いじめだな。」
って思った。
それなのに、
怒るのをやめられなくて、怒鳴ることもやめられなくて、
なんだかとってもひどい、自分がみじめになるようなことをしてしまった。
そして、息子の怯えた顔に快感を覚えるなんて、私はなんて恐ろしい人間なんだ。
でも。
多分、これって、特別なことじゃない。
誰にでも起こりうること。
だから怒っていいってことじゃなくて。
やっぱり「怒る」ってことは良くないと思うし、
まして、人格形成期の大事な時期に、子どもを否定するようなことはなるべくしたくない。
どうしたらいいんだろう、と考えて、とりあえず出した答えは、
「自分がごきげんでいられるようにすること」
と、
「あきらめること」。
いいお母さんでいたいけど、
できないものは仕方ない。
自分の思い通りに子どもが動いてくれなくても、
自分のルールから子どもが外れても、
「子どもってそういうもんだよな」と、ハナから期待しない、あきらめる。
それでもイライラすることはあるけど、
これで大分抑えられてます、今のところは。
子育てって、ほんと、修行。
自戒の念ついでに、次回は「怒る」「叱る」の弊害について書きます。
こんな私だけど、息子のことはとっても愛しています。
それは嘘じゃないのよーーー(T_T)
毎日がんばっているママさんたち、共に癒されませう。
ってことで、
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