先日、「ママと結婚したい」と長男にプロポーズされ、
夫のプロポーズよりも嬉しかったのは内緒(笑)、
ああ、つらいつらいと思いながらも子育て頑張ってて良かったな、
と、感無量の想いにひたった
仙台市泉区南中山・仙台市宮城野区岩切
フルート・ピアノ・リトミックの教室
早坂道子です。
そう、先日、長男にそんなことを言われたのですよー(照)
毒親育ちの私は、日々子育てに悩みながら向き合っています。
(↑この件はそのうち語ってみようかと思いますが…)
2歳児が「魔の2歳児」と言われるのに対して、
4歳児は「天使の4歳児」と言われるそうでして。
確かに、3歳の後半から大分落ち着いた気がします。
もちろん、まだまだ手はかかりますが、
なんか、訳のわからない感じが減ったというか。
ホント、2〜3歳の時は、次男妊娠とも重なって、育児ノイローゼになりそうでしたが(いや多分なってた)、
もう少し堪えれば落ち着いて、また別の可愛さが出てくるんだよー、
と、当時の私に言ってあげたいなと思います。
イヤイヤ期に悩んでるママたち!!
もうちょっと(いやこのちょっとが永遠に感じるんだけどね)、あともうちょっと堪えれば、
落ち着きますからー!!
何とかうまく息抜きしながら、というか、周りに助けてもらいながら乗り切りましょう!!
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さて、長男に関してはそんなこんなで苦しみながら育ててきたわけですが、
自分なりに必死に向き合ってきたなとは思います。
自己肯定感が低い私は、
とにかく子どもを自己肯定感の高い人間にしたかったのです。
そのために、
いろいろ勉強もしたし、
良いだろうと思われることはいろいろ経験させました。
そこには親のエゴや自己満足もあるのかもしれないけれど、
結果的に、長男は今わりといい感じに育っていると思います。
当時は知らなかったけれど、
「非認知能力」を育てることを、結果的にやっていたのかなあ、と思う部分もあります。
というわけで、ここからが本題。
1.「非認知能力」って知ってますか?
最近、子育て界(堅く言えば幼児教育界)では『非認知能力』という言葉が大変流行っております。
なんでも、2000年にノーベル経済学賞を受賞した教育経済学の研究者であるジェームズ・ヘックマンさんという方がおっしゃった言葉だそうでして、
ヘックマンさんの主張は大きく2つです。
1つは、子どもの教育に国が公共政策としてお金を使うなら、就学前の乳幼児期がとても効果的だということ。
もう1つは、幼少期に非認知的な能力を身につけておくことが、大人になってからの幸せや経済的な安定につながるということです。
経済と教育って何の関係があるの?
って思いますよね。
実は、経済学においては、教育は「投資」というジャンルに分類されるのです。
教育をすることは、未来の国を担っていく人材を育成するための先行投資、という考え方なわけですね。
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2.非認知能力って何?
非認知能力に対して、認知能力というものがあります。
認知能力とは、学力やIQ、偏差値など、
簡単に言えば、点数などで『測ることのできる力』のことです。
一方、非認知能力とは、
テストや点数で測ることはできないので目に見えにくい(認知しにくい)けれど、
人生を豊かにする様々な能力のことです。
例えば、
自己肯定感、やり抜く力、自分の能力を信じられること、自制心、他と協力するコミュニケーション能力
などです。
日本の教育界ではこれを、「生きる力」や「人間力」と表現してきました。
私は教員時代から、教育指導要領にもあった、この「生きる力」「人間力」にとても共感していて、
授業にしても進路指導にてもクラス経営にしても、
このことを意識しながら生徒と関わっていました。
これらの力は、勉強ができるできないということよりも、実は大事なんじゃないかと思っていました。
そして、音楽教室をやろう、と思ってからも、教室の理念として、この2つの力を掲げています。
勉強ができるからと言って、幸せになれるとは限らない。
一昔前は、学力偏重、偏差値重視、つまり、勉強ができれば豊かな人生が送れると信じられてきたわけですが、
そういうことじゃない、と、世の中のいろんな人が気がついてきたわけですよね。
今「非認知能力」ということで脚光を浴びているこの能力、音楽教育という分野は、
この能力を育てることにかなり貢献できるのではないか、というのが私の印象です。
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つづく。